【モノを大切に、自分らしく暮らす】木の雛人形・五月人形 [人と木]

手づくり絵本棚 人と木の絵本紹介「木はいいなあ」

[絵本⑬]木と過ごした、やさしい記憶を伝える絵本

2016年7月1日(金)

『木はいいなあ』
ユードリイ 作
シーモント 絵
西園寺祥子 訳
偕成社

[絵本]木はいいなあ画像1

こんにちは。久保です。

「絵本」というとむかしばなしのような「お話」のイメージが強いですが、
知識を得るための「学ぶ」絵本も、かなりたくさんあります。
今回ご紹介する絵本は、アメリカで1956年(なんと60年前です!)に発行された
『木はいいなあ』という絵本です。
縦長のちょっとおしゃれな装丁です。


[絵本]木はいいなあ画像2

この絵本にはお話はなく、
「木」のある生活のさまざまなシーンを描いています。

森の中の涼しい木陰。
野原にある木が落とすやわらかな影。
木陰で休む、人や牛たち。
秋の落葉と、落ち葉を使った遊び。
木を登ってりんごをとる楽しさ。
家のそばに木がある楽しさと安心感。

[絵本]木はいいなあ画像3

やさしいタッチのイラストを眺めていると
ちょっとばかり、心もほっこりとしていきます。
そういえば、昔はこんな風景があったなぁと感じるお父さん・お母さん。
「木」が持っているたのもしさに触れる子どもたち。
いろいろな感じ方ができる、そんな絵本です。



[絵本]木はいいなあ画像4

60年前、著者がこの本をつくったきっかけは、
都市化によって失われていく自然の風景を
そして「木」と暮らした著者の子どもの頃の記憶を
次の世代に伝えていきたかったから。
自然が持っている大きな包容力を
美しい絵と静かな文章が伝えてくれます。

今では、日本でも生活の近くに「木」がない都会も増えました。
だからこそ、自然に触れるアクティビティや
自然の中にあるカフェやパンやさん。
自然の木材を使う住宅や家具も増えているんでしょうね。
この「人と木」の商品もそうですよね。

お子さまが、自然に親しむきっかけとなる一冊として
おすすめの『木はいいなあ』。

夏休みのおでかけや読書タイムに、
ぜひ読んでみてくださいね。



[絵本]木はいいなあ画像5




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久保さん

久保浩志(しおまち書房)
1967年広島生まれ。大学時代に出版サークルに入部したことをきっかけに、広告やデザイ ンの世界に興味を持ち、情報出版社と印刷会社に計20年勤務。2013年より制作事務所「しおまち書房」として独立。「えほんマルシェ」のブランドで、中古絵本のセレクト販売も手がける。http://shiomachi.com/

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