2018年5月1日(火)
5月です。風が心地よい季節になりました。
今回ご紹介するのは、パンをテーマにした、とっても素敵な絵本です。
題して『おじいちゃんとパン』
著者の「たな」さんは、
「ごはんのおとも」というコミックでも話題の方です。
シズル感(食べ物のしたたるような感じ)あふれる、
リアルな食べ物の描写と、コミカルな人物の対比がユニークな作品ですが
その世界観そのままにつくられた「絵本」が
『おじいちゃんとパン』です。
まずは見てください。この表紙カバーに描かれた食パンたち。
とってもおいしそうです。
とくに、赤いジャムパンの部分は、光沢のある特殊印刷がされていて
ついついじっと眺めてしまいます。
そして、ページをめくると、
登場人物が現れます。
右側のイスに座っているのが「おじいちゃん」、
そして、左は「ちびすけ」です。
この二人のやりとりで、本は進んでいきます。
パターンとしては、
おじいちゃんが食べている「食パン」を
「ちびすけ」がじっと見ています。
そして、
「なんだ、ちびすけ、食べたいのか」とおじいちゃんが
おすそわけしてくれる・・という流れで
お話が進みます。
左側には、その食パンのとってもリアルな
調理方法が描かれ、
そしておそらく「ちびすけ」の書いたであろう
クレヨン文字が添えられます。
右のページには、二人のやりとり。
なんともふしぎな構成ですが、
ページをめくると、このパターンで、次から次へと
調理された食パンが登場します。
ジャムパンのつぎは、バターと餡子のパン。
そして、マシュマロのパン、
シュガートーストなどなど・・・
とくに左側の絵がリアルでおいしそうで
見ているだけで飽きません。
じつはお話としてはとっても単調なのですが
このリアルな絵の力が、この絵本の最大の魅力なんです。
つまり、「絵を目で愉しむ」ための絵本なんですね。
次から次へと場面が変わるので
1ページずつ読み聞かせても楽しいでしょうし、
絵のリアルさから、リビングやキッチンなどに飾っても
インテリアが映える一冊になると思います。
パンを通して繋がっていく絆の物語。
何度も時々、見返したくなる暮らしを彩る一冊になると思います。
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久保浩志(しおまち書房)
1967年広島生まれ。大学時代に出版サークルに入部したことをきっかけに、広告やデザイ ンの世界に興味を持ち、情報出版社と印刷会社に計20年勤務。2013年より制作事務所「しおまち書房」として独立。「えほんマルシェ」のブランドで、中古絵本のセレクト販売も手がける。http://shiomachi.com/
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