
『30000このすいか』
あきびんご 作
くもん出版
![[絵本]30000このすいか画像1](https://img05.shop-pro.jp/PA01313/899/etc/ehon_201608-01.jpg?cmsp_timestamp=202808110024)
こんにちは。久保です。
梅雨も明けまして、一気に夏本番になりました。
みなさま、暑さ対策は万全ですか?
夏の楽しみの1つといえば、やっぱり「すいか」ですね。
水分が多くてカロリーが少なく、β-カロテンなども豊富に含む「すいか」。
おいしいだけでなく、水分や栄養素も補給してくれるので
夏にはピッタリの果物といえますね。
(学術的には「野菜」に分類されるそうですが・・・)
さて、そんな「すいか」たちが、
ごろごろと畑から逃げ出す、
奇想天外な絵本が、今月ご紹介する『30000このすいか』です。
![[絵本]30000このすいか画像2](https://img05.shop-pro.jp/PA01313/899/etc/ehon_201608-02.jpg?cmsp_timestamp=202808110051)
山に囲まれたひろい畑で暮らす30000 個のすいかたち。
のんびりと、そしてまるまると成長していました。
ある日、からすが2羽やってきて
「あすにでも いちばに つれていかれるよ」
「かわいそうに たべられてしまうなんて」とささやきます。
それを聞いたすいかたちは気絶しそうになります。
「ねえ、みんなきいた? わたしたちたべられちゃうんだって!」
「ここにいたら おしまいよ」
そして、「逃げ出す」ことを決意します。
![[絵本]30000このすいか画像3](https://img05.shop-pro.jp/PA01313/899/etc/ehon_201608-03.jpg?cmsp_timestamp=202808110101)
ごろごろごろと逃げ出す、30000 個のすいかたち。
山を登り、峠を越え、ごろごろと坂をくだり始めます。
はたして、すいかたちの運命は?
![[絵本]30000このすいか画像4](https://img05.shop-pro.jp/PA01313/899/etc/ehon_201608-04.jpg?cmsp_timestamp=202808110109)
予想を超えるユニークな結末には、
大人も子どももきっと圧倒されるでしょう。
そして、この本に込められた
純真で力強い想像力に、
思わずクスりと笑ってしまうことでしょう。
![[絵本]30000このすいか画像5](https://img05.shop-pro.jp/PA01313/899/etc/ehon_201608-05.jpg?cmsp_timestamp=202808110121)
著者のあきびんごさんは、広島県尾道市生まれ。
(おそらく「安芸」と「備後」の中間という意味のペンネームでしょうね)
日本画家として活躍されたのち、
還暦を機に描きはじめた絵本が
今では数々の人気作品となっています。
やさしくコミカルなタッチの絵には
ついついひきつけられます。
そんな楽しい絵本『30000 このすいか』。
夕涼みの時間、家族で「すいか」をいただきながら
ぜひ、読み聞かせてみてはいかがでしょう。
絵本がある幸せな時間が、皆様に訪れますように。
























