
『木はいいなあ』
ユードリイ 作
シーモント 絵
西園寺祥子 訳
偕成社
![[絵本]木はいいなあ画像1](https://img05.shop-pro.jp/PA01313/899/etc/ehon_201607-01.jpg?cmsp_timestamp=202808105803)
こんにちは。久保です。
「絵本」というとむかしばなしのような「お話」のイメージが強いですが、
知識を得るための「学ぶ」絵本も、かなりたくさんあります。
今回ご紹介する絵本は、アメリカで1956年(なんと60年前です!)に発行された
『木はいいなあ』という絵本です。
縦長のちょっとおしゃれな装丁です。
![[絵本]木はいいなあ画像2](https://img05.shop-pro.jp/PA01313/899/etc/ehon_201607-02.jpg?cmsp_timestamp=202808105812)
この絵本にはお話はなく、
「木」のある生活のさまざまなシーンを描いています。
森の中の涼しい木陰。
野原にある木が落とすやわらかな影。
木陰で休む、人や牛たち。
秋の落葉と、落ち葉を使った遊び。
木を登ってりんごをとる楽しさ。
家のそばに木がある楽しさと安心感。
![[絵本]木はいいなあ画像3](https://img05.shop-pro.jp/PA01313/899/etc/ehon_201607-03.jpg?cmsp_timestamp=202808105820)
やさしいタッチのイラストを眺めていると
ちょっとばかり、心もほっこりとしていきます。
そういえば、昔はこんな風景があったなぁと感じるお父さん・お母さん。
「木」が持っているたのもしさに触れる子どもたち。
いろいろな感じ方ができる、そんな絵本です。
![[絵本]木はいいなあ画像4](https://img05.shop-pro.jp/PA01313/899/etc/ehon_201607-04.jpg?cmsp_timestamp=202808105827)
60年前、著者がこの本をつくったきっかけは、
都市化によって失われていく自然の風景を
そして「木」と暮らした著者の子どもの頃の記憶を
次の世代に伝えていきたかったから。
自然が持っている大きな包容力を
美しい絵と静かな文章が伝えてくれます。
今では、日本でも生活の近くに「木」がない都会も増えました。
だからこそ、自然に触れるアクティビティや
自然の中にあるカフェやパンやさん。
自然の木材を使う住宅や家具も増えているんでしょうね。
この「人と木」の商品もそうですよね。
お子さまが、自然に親しむきっかけとなる一冊として
おすすめの『木はいいなあ』。
夏休みのおでかけや読書タイムに、
ぜひ読んでみてくださいね。
![[絵本]木はいいなあ画像5](https://img05.shop-pro.jp/PA01313/899/etc/ehon_201607-05.jpg?cmsp_timestamp=202808105836)
























